海から山へ(JR最高地点を目指して…) (part4)



 キハ110系でもさすがに上り坂ばかりなのか、速度があまり出ません。
25分ほどで、清里駅に着きました。
結構有名ですよね。
 清里駅の標高は、ご覧の通り1274mです。
まだ外に出ておりませんが、下界に比べると、涼しいことは間違いないですね。

小淵沢行きのホームは、たくさんの乗客が待っておりました。
 清里駅を出ても、まだ上り坂が続きます。清里を出ると、山梨県から長野県に入ります。
わたくしたちの次の目的地は、野辺山です。野辺山駅に着く直前に、ここを通過します。

ここは、JRで一番高い地点です。列車も徐行をしてサービスをします。
 15時43分、JRで一番高い駅の 野辺山駅に到着しました。標高は1345mあります。
ここで降りる乗客もたくさんいました。

ちなみに、JRで一番低い駅は、ご存知でしょうか? 答えは、愛知県にある弥富駅です。標高が−1mです。そう、0m以下なんです。わたくしのところからは、近いところにあるんですね〜。

…という訳で、わたくしたちもここ野辺山駅で下車です。
 これは、野辺山駅の駅舎です。
見て分かるように、たくさんの観光客が記念撮影をしておりました。ここまでは当然ですが、この中のうち、どれだけの人が最高地点のところへ行くのでしょうか?
 最高地点に行くために、レンタサイクルを借ります。
レンタサイクルは、野辺山駅から50m歩くとあります。
1時間500円です。野辺山駅から最高地点までは、2.3kmの距離がありますので、自転車でいくことがお勧めです。
マウンテンバイク(+200円)と普通の自転車とありますが、マウンテンバイクは運転したことが無いので、普通の自転車で行くことにしました。
 最高地点に向けて、自転車を走らせます。
すぐに高原野菜畑が広がります。
標高1300m以上もありますので、空気もひんやりして、下界とは、温度差が違います。

画像では、あまり雰囲気が伝わらないかと思いますが、本当に最高です。これは、現地に行かないと本当に分かりません。
 この道路、平坦なまっすぐな道だと思われますが、実は、ずっとゆるい上り坂なんです。
なので、自転車を走らせても、すぐに疲れてしまいます。空気が薄いというのも原因かもしれませんが…
 途中には、こんなアンテナが…
これは、国立天文台の宇宙電波観測所です。

小さいアンテナかと思われますが、実際は、かなりでかいです。
 野辺山駅から約10分でJR最高地点に到着しました。
非常に疲れました。
でも、この石碑を見て、疲れがなくなりました。ついにココに来たんだ…という感動が出てきました。

ここの標高は、1375mです。
 左側には、幸せの鐘がありました。
わたくしも新しい仕事が見つかり、新しい恋も見つかるように…ということで、鐘を鳴らしました。
 最高地点は、この踏切なんですが、この踏切の両サイドに、石碑と標柱があります。

 踏切を渡ろうとしたとき、観光客がご覧のように、線路に入っていきました。
都会なら、間違いなく犯罪になってしまいますが、ここでは、こういう景色を見ても非常にのどかです。
 今度は、標柱を撮りました。
しかし、この最高地点に来たとき、思ったことは、ほとんどがマイカーやバイクで来ているのです。
この点は、非常にショックでした。やはり、鉄道で来ると、「最高点に来た!」という実感が湧くと思います。
またレンタサイクルで来ていたのは、わたくしたちぐらいなものでした。
 さ、時間もなくなってきたので、野辺山駅へ戻ることとします。
 今度は、下り坂なので、自転車も楽です。こがなくても、どんどんと速度が上がって行きます。
ひんやりとした風も心地よく、最高です。
 わたくしも先ほどの観光客と同じ真似をして、撮影をしました。
このまっすぐに伸びた線路…そして、周りの景色…すごく合っていますよね?




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